GENOscan ゲノスキャン・テーラーメイドサービス
個人個人にあった
テーラーメード医療推進のため
大学と共同で 最新医療技術を提供します

何故 製作中なのか。思いっきり愚痴です。
 
自身は、病院に勤める 普通の医者で、また普通に 病院の仕事を 黙々とこなしていれば、十分に生活は成り立ちます。しかし「それだけで良いのかな」と思い、医師や看護士、介護士などを目指す学生さんの教壇に立ったり、この「ゲノスキャン・テーラーメイドサービス」などの立ち上げに協力したりしました。
 
ゲノスキャン・テーラーメイドサービスを 計画し始めたのは2000年頃です。当時はまだ「研究」に近いもので、「CYP」とか「P450」などと言うと、一部の先生方からは 「何、それ」なんて言われたりもしたものです。
 
とりあえず、その当時の技術で、血液を使わず、頬の粘膜の細胞 (頬を綿棒で擦る程度) から遺伝子を分離・解析し、各種 CYPなどの 薬物代謝酵素能力を 調べる方法があり、また 「単に調べるのではなく、一般の方にも わかりやすく 説明、カウンセリングをすること」、そして そうした「遺伝子解析の技術とカウンセリング技術を持つ人材を育てること」が必要だと考えていました。
 
ちなみに 費用は 全CYP解析と カウンセリングで、10000円〜20000円程度と、(わかる人には わかって頂けると思うのですが) 超格安に設定する予定でした。「儲ける」とか「起業する」といったことよりも、一般の方への啓蒙や、そして技術者の育成が目標であったからです。
 
今では 一般の方のブログにも「CYP2D6が....」などと出てくる時代ですが、当時は 残念ながら、「CYP、何それ」と、協力していただける方、企業はありませんでした。「一緒にすると国が資本金1000万だします」という経済産業局の 大学発ベンチャー推薦プログラムにも選ばれたりもしたのですが....。
 
もとより、企業の方に協力を求める気は無く、できれば大学生・研究生に社長になって欲しいと考えていましたが、なかなか 新しいことに挑戦しようとする 若手は現れてくれませんでした。さらに、教養人と呼ばれる方からは 「遺伝子」を扱うなら、大学の倫理委員会、そして第三者から構成される倫理委員会を作れ etc....と、冷たいアドバイスも多々頂きました。
 
月日が経つのは早いもので、そんな、こんなで、もう10年以上も経ってしまいました。このホームページの内容は10年近く昔の話で、当方にしてみれば 「思い出の写真」のようなものとなっております。ほとんどの準備はできている(できていた)のですが、もう気力が萎えています。お許し下さい。
 
 
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