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CYPの特徴を見る前に、必ず「遺伝子多型 総説・注意点」を一読下さい。
CYP2D6の特徴
 CYP2D6は、全CYPの約2%ほどで、主に肝臓に存在します。CYP2C19と反対で、西欧人では約7%が欠損していますが、本邦での欠損者は1%以下といった 独特の人種差から、こちらも 古くから注目されていました。
 遺伝子多型としては、通常型の *1、*2、非活性型の *3、*4、*5、低活性型の *10 遺伝子などが知られています。本邦での欠損者は1%以下ですが、低活性型が20〜30%存在すると推定されています。
 
CYP2D6で代謝される おもな薬
 向精神薬  アミトリプチリン (トリプタノール)
       ノルトリプチリン (ノリトレン)
       イミプラミン (トフラニール)
       デシプラミン (パ−トフラン)
       クロミプラミン (アナフラニール)
       ミアンセリン (テトラミド)
       マプロチチリン (ルジオミール)
       フルボキサミン (デプロメール、ルボックス)
       パロキセチン (パキシル)
       ハロペリドール (セレネース、リントン)
       チオリダジン (メレリル)
       ペルフェナジン (PZC)
       フルフェナジン (フルメジン)
       リスペリドン (リスパダール)
 循環器用剤 メキシレチン (メキシチール)
       プロパフェノン (プロノン)
       プロプラノール (インデラル)
       メトプロロール (セロケン)
       カルテオロール (ミケラン)
 呼吸器用剤 コデイン
       デキストロメトルファン (メジコン)
 
CYP2D6の働きを阻害する おもな薬
 抗真菌薬  テルビナフィン (ラミシール)
 向精神薬  フルボキサミン (デプロメール、ルボックス)
       パロキセチン (パキシル)
 循環器用剤 キニジン (キニジン)
 消化器用剤 オメプラゾール (オメプラール)
       シメチジン (タガメット)
 * その他 上記CYP2D6で代謝される薬同士を飲めば、
  互いに競走しあうため、一方が阻害的に作用する事があります。
 
CYP2D6を誘導する おもな薬
 いまのところ知られておりません。
 
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